校長より

「引き継がれていく3つの良き校風と学力保障」



   三田中学校は、昨年度、創立20周年を迎えました。地域の支えの中で今の三田中学校が存在し、今後は、生徒、教職員、保護者の力で、より発展していく学校を目指しています。そして、三田中学校には、先輩方か築いてきた3つの良き校風があります。「明るいあいさつ」「真剣な学習」「活発な行事・部活動」です。どれも学校生活において大切なものばかりです。これらが土台となり、「全力で取り組む文化」「豊かな団結力」を培いながら、今の三田中学校の穏やかで優しい雰囲気が醸成されています。それらから様々な「豊かな関係」が生まれています。これらは学校にとって、とても重要なことです。
 三田中学校の教育目標の一つに「自他を尊重し、共感し合う生徒」があります。誰にも弱点がありますが、もしそれに気づいても非難するのではなく、その人のもっている弱い部分を認め寄り添い、共感できる生徒に育ってほしいです。そういう心掛けがあれば、決して「いじめ」につながらないと考えます。しかし、学校とはたくさんの生徒が過ごす場所ですから、どうしても誤解が生じたり不慮の言動があったりして、トラブルも起こり得るでしょう。そのような時、自分側からの考えだけでなく相手の立場にも立って考えられると、また違った対処法が見えてきます。
 また、三田中学校では、生徒の学力向上のため、教員は授業改善に取り組み、研修しています。平成30・令和元年度に、港区教育委員会研究奨励校として    "自ら学び、考え、行動する生徒の育成~「12の学習活動」を視点とする授業改善~”  として、研究発表を行いました。そしてその研究は令和4年度の今でも継続され、「14の学習活動」として発展し、さらに「主体的・対話的で深い学び」を具現化するため取り組んでいます。近年、対話的な学習はもちろん、学校での対面授業さえ制限されることがありますが、港区から生徒や教員の全員に配備されたタブレットを使用し、緊急下においても柔軟な指導体制を構築し、学習保障をしてまいります。教員はICT教育についても日々研鑽し、生徒や保護者の要望に応えています。学力を確実に身に付け、生徒の夢や目標が実現できるよう努力してまいります。
 三田中学校の大きな特徴として、地域との絆がとても強いことが挙げられます。地域やPTAが主催の行事や三田中学校で開かれる地域行事もあり、支えていただいていることを強く実感します。お子さんが卒業しても、保護者が三田中学校の行事に来てくださいます。とてもありがたいことです。
   今年度も、三田中学校は、3つの良き校風を大切にしながら、生徒の「全力で取り組む文化」「団結力と豊かな関係」を土台にして様々な教育活動を展開してまいります。これからも地域の中学校として、さらに、地域が誇れる学校として、エネルギーあふれる三田中学校をつくってまいりますので、皆様のご支援、ご協力をどうぞお願い申し上げます。
 校長 上原 良枝