校長より

「全力で取り組む文化と豊かな団結力」



  「豊かな団結力」―この言葉は、今の三田中学校のキーワードです。三田中の何事にも「全力で取り組む文化」が豊かな団結をつくり、そこから様々な「豊かな関係」が生まれています。同級生同士の関係、先輩と後輩の関係、生徒と先生の関係が、全体的に「豊かな雰囲気」を感じさせます。これは、学校にとってとても重要なことです。そして、そういう豊かな三田中学校を、保護者・地域の方が応援して下さっているのです。体育祭や合唱コンクールなどの大きな行事はもちろんですが、昨年度は、もちつき大会には70人をこえる、保護者や地域の方が駆けつけてくださり、ご支援・ご協力をいただきました。この絆や団結力が三田中で強まり、それを見守ってくださる保護者や地域の方のご協力やご支援の輪が少しずつ拡大しているように思います。感謝するとともに、大変うれしく思っています。
  三田中学校には三つの校風があります。「明るいあいさつ」「真剣な学習」「活発な行事・部活動」です。それが、形だけではなく今の三田中の豊かな「団結力」によって、実質的に継承されていることを実感しています。生活委員会が中心になって毎朝、あいさつ運動をおこなって、「明るいあいさつ」が定着しつつあります。「活発な行事・部活動」も二つの大きな学校行事、体育祭と合唱コンクールを見ていただければわかりますが、生徒全員、全力で取り組みます。優勝や金賞を目指して、各集団、クラス一丸となって一生懸命頑張りますが、いつしか、勝敗をこえて、目標に向かう真剣さ、一生懸命さ、頑張りや努力を集団や個人が「価値あること」として認めるように成長します。全力で取り組む姿勢、一生懸命な努力や頑張りが、目標を実現する可能性をうみだし、それに挑戦する精神を「個人と集団」につくっていると言えます。その中で、一人一人が達成感や充実感、満足感、楽しさをもつことができています。「真剣な学習」という校風が定着するのは大変難しいことです。なぜなら、学習の特性として、集団としてよりも個人の力量が発揮されやすい傾向が強いからです。昨年度の授業に取り組む姿勢を見ていると、どの学年も全体的に真剣な態度で授業に臨んでいました。全力で取り組む雰囲気が、学習面にも良い影響をもたらして、主体性や協働性が生まれたような気がします。「自分もやればできる」「自分も成長できる」「受験も仲間と頑張ろう」という「前向きになることができる自分」「可能性のある自分」に気づいた生徒が増えたように感じます。結果として、三田中全体の学力も確実に向上しました。
  今年度も、三田中学校は、生徒の「全力で取り組む学校文化」を大切にしながら、生徒の「団結力と豊かな関係」を土台にして様々な教育活動を展開していきます。これからも地域の中学校として、明るく、元気あふれる三田中学校をつくっていきますので、皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
 校長 渡邉 常次